Lenovo ThinkPad P14s Gen 6 を買った

PC一般

2025年12月に、ThinkPad P14s Gen 6 (Intel Arrow Lake)を購入した。本当はGPUやIOが変わるPanther Lakeが出るまで待ちたかったが、市場のDRAM価格の急激な上昇によりArrow Lakeで駆け込み購入となった。

購入スペック

  • CPU: Intel Core Ultra 7 255H (Arrow Lake-H 6P/8E/2LPE)
  • GPU: Intel Arc 140T (CPU内蔵)
  • RAM: 32GB (DDR5-5600 SODIMM 16GB*2)
  • SSD: 512GB (M.2 2280 PCIe-NVMe, Gen4x4 OPAL)
  • ディスプレイ: WQXGA (2560×1600) IPS, Anti-glare, Non-touch, 100% sRGB, 400 nits, 90Hz
  • Wi-Fi: Intel BE201 (Wi-Fi 7 & Bluetooth 5.4)
  • キーボード: バックライト付き日本語
  • バッテリー: 75Wh
  • OS: Windows 11 Pro

メインのかなりカスタムしている自作デスクトップPCがあるため重い作業はデスクトップPCに任せ、ノートPCの使用用途は旅行時などに同人原稿の作成(Photoshop, InDesign)などのサブ用途だ。他のモデルより価格.com限定モデルの割引率が高かったため、これをベースにカスタマイズを行った。Pro OSはチャットで変更していただいた。

GPUはNVIDIA RTX PRO 500 Blackwellを選ぼうかと少し悩んだが、費用を削減したかったため、オンボードで我慢した。Arrow LakeのGPUはMeteor Lakeとほぼ同等だ。

RAMはオンボードではなくSODIMMとなっているが、平時ならともかくRAMの急騰という理由で購入しているため、後から増設など考えずに最初から32GB搭載した。

SSDの容量は、普段のデータはデスクトップPC, NAS, オンラインストレージにあるため重視しない。SSDの速度は重要だが、Gen5 Performanceにすると高くなるためGen4で妥協した。そもそも一般的にアピールされがちなSSDのシーケンシャルリードの速度は、体感速度にはそれほど影響しない。

ディスプレイは標準のWUXGA (1920×1200)ではなく、2.5K液晶 WQXGA (2560×1600)にアップグレードした。デスクトップPCでは、27インチ4Kディスプレイをスケーリング100%(163ppi)で使用しており、ノートPCは画面が近いため14.5インチ2.5Kの100%表示(208ppi)でも問題ないと判断した。ついでにクリエイターにやさしいsRGB 100%の色域になった。

当然Windows Hello対応のカメラ、指紋認証リーダーを搭載している。またセキュアコアPCにも対応している。

バッテリーは57Whと75Whのどちらかを選択できるが、バッテリーによって本体の重さは変わらず、価格も約1000円差だったため75Whを選択した。

コンポーネント

CPUがCore Ultra 7 225HというvPro非対応モデルのため、有線LANはvPro対応のIntel I219-LMではなく、非対応のI219-Vが搭載されている。PCI\VEN_8086&DEV_550Dのため、Windows 11で使用する際のドライバはe1d.infではなくe1dn.infとなる。

SSDはSamsung MZVL8512HFLU-00BLL (PM9C1b)。コンシューマーの990 EVO Plus相当品らしい。DRAMキャッシュは無い。

スマートカードリーダーは無く、内部に接続用の端子は存在するが筐体にカードの穴が開いていない。

P14sはWWANも搭載できなく(P14sと同じ基盤を使用しているP16sは可能)、内部左下の空きM.2スロットにX13 Gen2のWWANカード(EM120R-GL)を刺してみたが起動時に怒られて使用できない。

性能

分解した本体からバッテリー配線を抜いた状態でUSB PDの電力を測定する機器を中継し、アダプタから供給される電力を計測してみた。画面の明るさはsRGBプリセット時の明るさ。アイドル時は4W~12Wほどで推移していた。

CPU: Cinebench

定番のCinebenchバージョン24と26の両方を動かしてみた。Minimum Test Durationは10分とした。参考までに自分が所持している他のPCで計測した値と比較すると以下のようになった。

普段使用しているRyzen 7 5800Xを搭載したデスクトップPCよりCPUベンチマーク性能は高いという結果になった。シングルはもちろんマルチでも負けている(ちなみに筆者は一般的にCPUベンチマークで語られがちなコア数増やせば増えただけスコア出るマルチコア性能比較にはうんざりしていて、アプリを開くときといった実際の体感に近いシングル性能重視派である)。

たまにサーバー的な使い方として使用しているLenovoのワークステーション(ThinkStation P3 Ultra SFF Gen 2)に搭載されているCore U5 235と比較すると、ラップトップとデスクトップという許容できる熱の差(TDP=クロック数)だけ差がついている形だ。

システム名ThinkPad P14s Gen 6ThinkStation P3 Ultra SFF Gen 2自作PC
CPU名Intel Core Ultra 7 255H
(Arrow Lake-H)
Intel Core Ultra 5 235
(Arrow Lake-S)
AMD Ryzen 7 5800X
(Vermeer)
CPUコア構成6P(Lion Cove) + 8E(Skymont) +
2LPE(Crestmont)
6P(Lion Cove) + 8E(Skymont)8P(Zen3)
Cinebench 2024.1.0
Multi Core
9071077868
Cinebench 2024.1.0
Single Core
12212495
Cinebench 2026.1.0
Multiple Threads
370544333551
Cinebench 2026.1.0
Single Thread
483487387

HWiNFOで、P14sのCPU情報を確認したところPL1(PBP)、PL2(MTP)ともに77Wに設定されていた。ちなみにThinkPad P14sに付属するACアダプタの出力は100W(20V/5A)のPD充電器である。

Lenovo ThinkPad P14s Gen 6でのIntel Core Ultra 7 255HのHWiNFO情報

2026/05/12 追記:Intel Core Ultra 5 225Hを搭載したLenovo ThinkPad X13 Gen 6のHWiNFOの値を取得した。PL1(PBP)は25W、PL2(MTP)は40Wに設定されていた。

Lenovo ThinkPad X13 Gen 6でのIntel Core Ultra 5 225HのHWiNFO情報

GPU: 原神

以下の設定でゲームを遊んだ

  • 解像度: 2560×1600 フルスクリーン
  • FPS: 60
  • 画質設定: 中画質

結果としては、たまにもたつきが発生することもあるが普通と言える範囲で遊べると感じた。WUXGA(1920×1200)ではなくWQXGA(2560×1600)なので、原神の設定で解像度を落とせばもっと快適に遊べると思う。LPDDRではなく速度面で不利な普通のDDRだがIntel Arcグラフィックはすごい。dGPUを付けるか悩んだが少なくとも現時点では不要と言える結果だった。原神プレイ中の消費電力は40W~55Wだった。

ただしトラックポイントでゲームをするのは死ぬほど遊びにくい上に、クリックとホームボタンを間違えるので、普通に外出先ではスマホやiPadで遊んだほうが快適だと思うし、ThinkPadでゲームをするにもせめて別途マウスを用意した方がいいと思う。

買ってから気づいた悪い点

筐体がマットではなく、自分の指紋の跡がペタペタと残り気になる

見やすいように明るさは補正。触った痕が目立つのが気になる。

ディスプレイの四つ角がWindows 11の画面効果ではなく、表示部自体が丸くなっている(少なくとも2.5Kモデル)。どうしてこうなった

コメント

タイトルとURLをコピーしました