TP-Link Archer AX50を発売日に買ってみた 気になる速度は?(前編)

ネットワーク
この記事は約6分で読めます。

後編はこちら

劣悪な環境を改善

今までの自宅環境

突然ですが、皆さんはWi-Fiルーター(アクセスポイント)は何を使っているのでしょうか?

ヤマハ、アライドテレシス、アルバネットワークス等々、お気に入りのメーカーがあると思います。

私の家では今年7月までは、エレコムのWRC-733GHBKと、バッファローのWZR-S600DHPという2台のWi-Fiルーターをアクセスポイントとして1階と2階にそれぞれ1台ずつ分けて設置していました。

しかしエレコムのWRC-733GHBKは最新ファームでは安定したものの、過去には電波は通っているのに通信できなくなる問題児(しかも電波が弱い)、バッファローのWZR-S600DHPはWi-Fi 5(802.11ac)に非対応で遅いという問題点を抱えていました。

頻繁に通信が詰まり実用に耐えないWRC-733GHBK

1階用ルーターの置き換え

そして今年8月、劣悪な環境を改善するためにTP-Link Archer C2300を導入。WRC-733GHBKを置き換えた。これにより親機の速度は理論値433Mbpsから理論値1625Mbpsに大幅に向上。スマホ等の子機は2ストリームなので866Mbpsが限界だが、それでも国内メーカーの数年前の激安機種と海外メーカーの中上級機では比べ物にならない。

そして9月にはヤマハのNVR510をルーターとして導入。フレッツ光の契約でついてくるPR-400はONU以外の役目を喪失した。

Archer C2300はルーターではなくAPとしての利用なので使える機能は限られるが、 5GHzがW52(36/40/44/48ch)しか使えないという点を除くと素晴らしいルーターだ。C2300のCPUはBCM4906というハイエンドルーターに使われるもので、RAMはミドルレンジとしては大容量の512MBもある(ちなみにC2300の管理画面でRAM使用量を見ることが切る)。

Archer C2300を1階に導入し、2階に設置していたWZR-S600DHPは速度差が大きくなったためWi-Fiを低波させ、スイッチングハブとしてのみ動作している。

しかし2階のAPを停止するとある問題が浮上した。2階でのスマホの通信が遅いのである。

そう、田舎の一軒家なので家が広く、1階に置いたC2300の5GHzの電波が届かないのである!!

田舎でも効果ある? 2.4GHz帯が強化されたWi-Fi 6

都市部ではWi-Fiが街にあふれ、まともに繋がらないなどの話を聞くがここは田舎。自宅のWi-Fi以外のSSIDを検出しないので、2.4GHz帯のWi-Fiを40MHz幅で飛ばしても無問題な場所なのだ。

しかしWi-Fi 6(802.11 ax)対応のハイエンド親機が登場してきたので導入したいが2万円以上と高い。かといって5千円くらいのac wave2のルーターを買おうと考えたが、2・3年後には手持ちのスマホがWi-Fi 6対応になっていると思われるので製品寿命の長いWi-Fi親機だけが取り残され陳腐化する。なによりWi-Fi 5は5GHz帯のみなので、2.4GHzは今と変わらない。

そんな時、発見したのが本製品「TP-Link Archer AX50」である。

激安Wi-Fi 6対応ルーター TP-Link AX50

調べると、2019年10月18日に発表されたばかりの製品(ルーターを調べていたのは10月20日)。情報が少なかったが、エレコムなどの嫌な経験が無いTP-Linkという信用できるメーカということ、なにより現時点で最安のWi-Fi 6対応ルーターという理由で、出会って4秒で予約注文した。楽天ビックで税込12800円。この値段なら有線接続のPCメインで家でスマホを触らない生活をしていてもギリギリ出そうと思える価格である。

TP-Link Archer AX50 スペック

  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654
  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654
  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654
  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654
  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654
  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654
  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654

こんなスペックはメーカーページを見ればわかる。

IPoEに対応していなかったりするあたりルーターの機能としてはC2300に劣るが、ルーティングはNVR510が行うので、アクセスポイントとしてだけなら問題なし。(アクセスポイントとして使用するとたまに突然再起動する不具合がありましたがファームウェアアップデートで修正されました)

ストリーム数もC2300の3からAX50では2に減っているため、Wi-Fi 5での速度は落ちるが、3ストリーム以上に対応している子機はほとんど無いので大きな問題ではない。

本日10月31日発売日に届く。

開封してAPモードに設定

5GHz帯チャンネル フルで使える

AX50の製品ページには書いていないが、

5GHz帯のチャンネルは、W52/W53/W56(36/40/44/48/52/56/60/64/100/104/108/112/116/124/128ch)だった。

これならW52しか使えないC2300と被る心配もなさそうだ。

AX50で実際に速度計測してみる

パソコンには、すでにWi-Fi 6対応のIntel AX200を搭載したWi-Fi子機があるので、AX50の設定で、Wi-Fiをaxのみにし、LANの速度を測ることにした。

テスト環境 見にくいが右奥に2本立っているアンテナが、Intel AX200を搭載したWi-Fiアンテナ

検証環境

サーバースペック

  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654
  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654
  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654

クライアントスペック

  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654
  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654
  • Wi-Fiチップセット Intel WAV654

2.4GHz帯・5GHz帯 測定結果

5GHzのax接続したiperfの結果
2.4GHzのax接続したiperfの結果

axの5GHzが424Mbpsで、axの2.4GHzが144Mbps。あれ、あまり速くない……?

今回は速報ということで、これから最適な設定を探っていきたいと思う

後編:AX50のファームウエア更新後、再テストしました

コメント

タイトルとURLをコピーしました