Ryzen9 3900Xで定番構成なPCを組んでみた

2019年12月末ともう半年も前の話になってしまったが、Ryzen9 3900Xを使って定番構成なPCを組んだのでパーツの選定理由の記録。

ちなみに3年前に前のPCを組んだ時の記録

新しいパソコンを作った理由は、KabyLakeを買った直後にRyzenとCoffeeLakeが出て、その影響でシングルスレッド性能向上とマルチコア化が一気に進んで悔しかったからである。あとZen2が予想以上の高性能なうえ安かったから。

CPU : AMD Ryzen9 3900X

自分の用途ではシングル重視の作業が多かった。マルチコアをフルに使う設計になっていないゲーム(シミュレーションゲームが多い)や、Photoshopなどがその代表例だろう。Zen2でIPCが向上したとはいえ高クロックでブン回すCoffeeLakeの方が誤差レベルで性能が高いだろう。しかし置換元はKabyLakeのCore i7 7700。同じLGA1151ながら互換性を無くしたCoffeeLakeが憎かった。もう一つの理由はわっとパフォーマンス。この2つでRyzenにすることにした。

次にモデルの選定だ。3700X、3800X、3900Xの3モデルを検討した。一番安いのは3700Xだ。しかし3800Xの方が少しクロックが高い。そして3900Xになるとさらにクロックも上がり4コア増えて12コアになる。当初は12コアもいらないので3800Xを買おうと検討した。しかしそこで米Amazon.comを見た。3900Xが日本国内より安く買えるようだ。これだけの理由で米Amazon.comでRyzen9 3900Xを購入した。

CPUクーラー : Noctua NH-D15S

今まで使っていたのはScytheの無限五だった。これはそれほど高くない割にはよく冷えるクーラーだった。しかし所持しているのはAM4非対応の古い版だった。

本格水冷は面倒くさい、簡易水冷も面倒くさい(過去に使っていたが、古くなるといつ壊れるか心配になってくる)という理由で、普通の空冷クーラーを選択。その中で一番性能良さそうなNH-D15Sを選択。NH-D15との違いはファンが1個か2個かというだけの違いに見えるが、実はNH-D15Sの方は中心が少しずれていて、PCIeのスロットと干渉しにくいようになっている。

メモリ : G. Skill F4-3600C16Q-64GVKC

i7 7700のマシンではDDR4-2400の16GB*4を使っていた。しかしRyzenではメモリ速度が重要と聞く。そのため推薦とされる3600のCL16のOCメモリに変えることにした。このモデルを選択したのは、ヒートシンク付きで、光らず、高くないモデルだからだ。

しかし実際に組み込んだところ3600の設定で動かくことは出来なかった。メモリ自体は3600でも動作するが、InfinityFablicとメモリが1:1モードと呼ばれるCPU側のクロックが1800MHzで動作することができなかった。

デュアルランクのメモリを4枚という厳しい条件(公式ではDDR4-2933 FablocClock 1466MHz)のためか、DDR4-3533 FablocClock 1766MHzが限界のようだった。そのため3533で使用することになった。しかし、本来は3600用のメモリだったため、レイテンシはより詰めることができた。

マザーボード : ASRock X570 Taichi

このマザーを選んだ理由は複数ある。

  • PCIe x16形状のスロットが3つある
  • 3つ目のPCIe x16形状スロットにもx4の帯域がある
  • USB Type-C用のマザーボードピンヘッダがある
  • できればWi-Fi & Bluetoothがついている

この条件に合致し、過剰な装備が付いていないものということでX570 Taichiとなった。GPU、Thunderbolt3、NICの3枚の拡張カードを指す計画がある。そのためx16形状は3つ必要だし、3つ目のスロットもx1ではなくx4が必要で、Fractal Design Difine R6というケースを使っているのでUSB Type-C用のピンヘッダも欲しかった。オンボードの2.5Gや5GのLANは不要と判断した(そもそも25GbEのNICを付ける予定だったので)。

GPU : ASUS TUF-3-RX5700XT-O8G-GAMING

グラフィックボードは厳密には3900X機を買う1か月前に購入していた。Radeonを選択した理由は今までもずっとRadeonだったから、ドライバがGeForceの時代遅れなUIよりまともだから、そして一番大きいのはGeForceより安い値段で大容量のVRAMが手に入るからだ。

このグラボ(RX5700XT TUF GAMING)を選んだ理由は、TUFシリーズが見た目的にも耐久力がありそうで好きなのと、TSUKUMO店頭に行ったら価格.comの最安より安かったからである。

SSD : CFD CSSD-M2B1TPG3VNF

現時点でPCIe 4.0対応のコントローラーは1種類しかなく、他はヒートシンクの有無程度しか変わらないので、PCIe 4.0対応で一番安い本製品を選択。容量はケチらず1TBにした。


これらのパーツを選定した結果、次のようなパソコンが完成した。旧メイン機は、旧旧メイン機である録画鯖を置き換えることにした。

新パソコンと旧パソコンのパーツ流用図

メインマシンだけに限ってパーツの流用をまとめると次のような感じになる。CPUとマザーボードを同時に変えたタイミングを別のパソコンと表現するが、まるでテセウスの船である。

メインパソコンのパーツ遷移

CPUクーラーをNH-L9x65に換装

以前の記事で、新PCを購入したことによりCore i7 2600K機はサブ機(録画機)へ落ちました。

PT3で録画をするだけならこれで問題はなかったのですが、どうせ稼働しているならと余っていたGeForce GT730をくっつけてCPUとGPUで仮想通貨をマイニングさせることにしたのですが問題が発生しました。

この2600Kが入ったPCケースはSilverStone Milo SST-ML03Bという高さの低いHTPC向けケースを使用しています。そのような小さい筐体でCPUとGPUが100%の力を絞ってフル稼働するわけです。GPUはローエンドの物で過去にGPUのBIOSを弄ってファンの最低回転数を50%→25%に下げているためそれほどの排熱や騒音ではありませんが、CPUは違いました。メイン機として使っていた時代の簡易水冷クーラーが装着できないためIntelのリテールクーラーを使用していたのです。

暖房の無い部屋なのに金属の筐体に手を触れればかじかんだ指も温まるほどの熱をケースが帯び、リテールクーラーあるあるの凄まじい轟音が安眠を妨げるのです。

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メインPCを新しくしただけの話

自宅でメディアサーバーとして運用していたサブPCが寿命により限界を迎えていたのでメインPCを新しくして、今まで使っていたメインPCをサブPCに流用。

構成

新メインPC

  • Core i7 7700 41700円→38700円
  • DDR4-2400 8GB*2 10980円→9900円
  • ASUS STRIX H270F GAMING 19310円→18310円
  • Radeon R9 380 4GB版

旧メインPC→新サブPC

  • Core i7 2600K
  • DDR3-1333 4GB*4
  • ASUS B75M-PLUS
  • Radeon R9 380 4GB版→HD Graphics 3000(CPU内蔵)

引退した旧サブPC

  • Pentium E5700
  • DDR2-800 2GB*2
  • ECS G31T-M
  • GeForce GT 730

VT-dの4GB以上のデコーディングを有効にすると起動がおかしくなります(ブートデバイスが固定され、DelキーでBIOSに入れなくなる)。
またこのマザーはボタン電池がグラフィックボードの真下にあるのでCMOSクリアが面倒です。

Cinebenchで計測した結果、i7 2600Kとi7 7700の性能差は1.4倍程度でした。
実際の体感速度としては、Hearts of Iron4の戦争後半で師団数が多くなっても2600K時代よりは速度が遅くなりにくいと感じた。

今回はPCケースやグラフィックボードなど使えるものは使い回したので66910円(消費税込み)でした。次は使用6年目に突入したハードディスクを置き換え、パソコンでもブルーレイが見れるようにしたい。